SNSで海外セレブが歯にキラリと光る小さなストーンを付けているのを見て、「あれ、可愛いな」と思ったことはありませんか。ティースジュエリーは、歯にジュエリーを装着するファッション的な施術で、ここ数年で日本でも問い合わせが増えてきました。ただ、いざやろうと思うと「いくらかかるのか」「一体いくつまで付けられるのか」「歯は傷まないのか」と、わからないことだらけで一歩踏み出せない方が多い印象です。
私自身、診療の合間にこうしたご相談を受けることがあり、意外とみなさん費用や個数の相場感を掴めずに悩んでいらっしゃると感じます。ここでは、実際の料金感や装着できる数の目安、そして安全に楽しむためのポイントを、歯科医の立場から率直にお話しします。
ティースジュエリーの費用相場はどれくらいか
まず気になるのが費用でしょう。ティースジュエリーは保険が効かない自由診療なので、料金は歯科医院ごとに設定が異なります。とはいえ、おおよその相場はある程度決まっています。一般的なガラス製のストーン(スワロフスキーなど)であれば、1個あたり5,000円〜10,000円前後が目安です。使用する素材によって価格は変わり、天然ダイヤモンドやゴールドを使ったものになると、1個あたり数万円になることも珍しくありません。
この料金には、装着の施術費とストーン代が含まれているのが一般的です。医院によっては、初回のカウンセリング料や、装着前の簡単なクリーニング代が別途かかる場合もあります。安すぎる価格を提示している場合は、使用している接着剤や素材が歯科用として適切かどうかを確認したほうが安心です。
価格差が生まれる理由は、素材の質だけではありません。装着に使う接着システムの種類や、歯を傷めないための丁寧な処置の有無によっても変わってきます。単純な値段の安さだけで選ぶと、後々ストーンが取れやすかったり、歯に負担がかかったりするケースもあるため、料金の内訳をきちんと説明してくれる歯科医院を選ぶことをおすすめします。
ティースジュエリーは何個まで付けられるのか
「たくさん付けたら派手で可愛いのでは」と考える方もいらっしゃいますが、個数には現実的な目安があります。装着する歯の広さや形にもよりますが、1本の歯につき1〜2個が一般的です。あまり詰め込みすぎると噛み合わせや歯磨きの邪魔になり、外れやすくなる原因にもなります。
複数の歯にわたって付けること自体は可能で、上の前歯の側切歯(真ん中から2番目の歯)あたりに1〜数個装着される方が多い印象です。笑ったときにチラッと見える位置なので、 さりげなく可愛らしさを演出できます。理論上は複数本に付けることもできますが、増やせば増やすほど清掃性が下がり、汚れが溜まりやすくなるという現実的なデメリットも出てきます。
実際の診療現場では、「まずは1個だけ試してみたい」という方が多く、その後リピートで追加される流れが自然だと感じます。個数に厳密な上限があるわけではありませんが、歯の健康と見た目のバランスを考えると、控えめに始めるのが失敗しないコツです。装着位置は、噛み合わせで下の歯と当たらない場所を選ぶことも大切なので、この点はプロの判断に任せていただくのが安全です。
歯を削らずに楽しめる、その仕組みと安全性
ティースジュエリーで最も多いご質問が「歯を削るんですか?」というものです。結論から言うと、基本的に歯を削る必要はありません。歯の表面を専用の材料で軽く清掃し、歯科用の接着剤(ボンディング材)を使ってストーンを固定します。虫歯治療で詰め物を接着するのと同じ原理なので、健康な歯のエナメル質をわざわざ傷つけることはないのです。
施術時間も短く、装着自体は10分〜15分ほどで完了することがほとんどです。痛みもなく、麻酔も不要です。装着後は数十分ほど飲食を控えていただくくらいで、日常生活にほぼ制限はありません。持続期間は個人差がありますが、おおむね半年〜数年ほど保つ方が多く、取れてしまった場合は再装着が可能です。
一方で、注意すべき点もあります。ストーンの周りは汚れや歯垢が溜まりやすくなるため、装着後は今まで以上に丁寧なブラッシングが求められます。ここを怠ると、ジュエリーの周囲から虫歯になったり、歯茎が炎症を起こしたりするリスクがあります。ファッションとして楽しむためにも、口腔内の健康管理とセットで考えることが欠かせません。
失敗しない歯科医院の選び方
ティースジュエリーは、エステサロンやアクセサリー店などで無資格の施術者が行っているケースもありますが、私は歯科医院で受けることを強くおすすめします。理由はシンプルで、歯の状態を正しく診断できるのは歯科医師だけだからです。装着したい歯に見えない初期虫歯があった場合、そのまま上からジュエリーを付けてしまうと、内部で虫歯が進行してしまう恐れがあります。
また、使用する接着剤の質も見過ごせません。歯科医院であれば、歯科専用の安全性が確認された材料を用いますが、そうでない場所では品質の担保が難しいことがあります。金属アレルギーをお持ちの方の場合、素材選びにも医学的な配慮が必要になります。
カウンセリングの段階で、費用の内訳や外れた際の対応、装着後のケア方法まで丁寧に説明してくれるかどうかも判断材料になります。安さだけを売りにするのではなく、歯全体の健康を見据えた提案をしてくれる歯科医院を選んでいただきたいと思います。中目黒で歯医者をお探しの方も、ぜひこうした視点で医院を比較してみてください。
中目黒コヤス歯科が大切にしている考え方
当院では、ティースジュエリーのような審美的な施術であっても、単に「見た目を良くする」ことだけを目的にはしていません。院長である私は歯学博士として研鑽を積み、口腔内を全身の健康の一部として捉える視点を大切にしています。ジュエリーを付ける前には必ず口腔内をチェックし、虫歯や歯周病のリスクがないかを確認したうえで施術を行います。
また、当院は栄養療法・分子整合医学の考え方も取り入れており、歯や歯茎の健康は日々の食生活や栄養状態と深く結びついていると考えています。ストーンの周囲を虫歯から守るためには、単に歯を磨くだけでなく、体の内側からの健康づくりも欠かせません。こうした全身的なアプローチができるのが、当院ならではの強みだと自負しています。
ファッションとして歯元のおしゃれを楽しみたいというお気持ちは、私も素敵なことだと思います。だからこそ、その楽しみが将来の歯のトラブルにつながらないよう、プロとして責任を持ってサポートさせていただきます。中目黒で歯科をお探しで、審美的な相談も含めて信頼できる医院を求めている方は、どうぞお気軽にお越しください。
よくある質問
ティースジュエリーを付けると歯磨きはしにくくなりますか?
ストーンの周囲はどうしても歯垢が溜まりやすくなるため、これまで以上に丁寧なブラッシングが必要になります。とはいえ、正しい磨き方を身につければ問題なく清掃できます。装着時に当院で歯ブラシの当て方をお伝えしますので、ご安心ください。
ジュエリーが取れてしまったらどうすればいいですか?
接着剤の劣化や強い衝撃で外れることがありますが、歯自体にダメージはありません。再装着が可能ですので、外れた際は歯科医院にご相談ください。飲み込んでしまっても小さなストーンであれば多くの場合そのまま排出されますが、心配な際は受診をおすすめします。
子どもや学生でも付けられますか?
技術的には可能ですが、成長途中の歯や噛み合わせが安定していない時期はおすすめしにくい場合があります。年齢や口腔内の状態によって判断が変わりますので、まずはカウンセリングでご相談いただくのが確実です。
まとめとご相談のご案内
ティースジュエリーの費用は1個あたり5,000円〜1万円前後が相場で、個数は1本の歯に1〜2個が目安です。歯を削らずに楽しめる手軽な施術ですが、装着後のケアや口腔内の健康管理とセットで考えることが、長く安全に楽しむための鍵になります。ファッションとしての魅力を、歯の健康を損なうことなく取り入れていただきたいと願っています。
中目黒駅近くの当院では、ティースジュエリーのご相談はもちろん、お口全体の健康を見据えたご提案を行っています。費用や個数、装着できるかどうかの見極めなど、疑問があればまずはお気軽にご相談ください。あなたに合った形で、笑顔がもっと素敵になるお手伝いをさせていただきます。
中目黒コヤス歯科 院長 小安正洋




