かかりつけ歯科医機能強化型診療所(か強診)とは
平成28年4月より新設された制度で、11項目の厳しい基準を満たすことで厚生労働省から認可を受けることができる、地域完結型医療推進を行う歯科医療機関を言います。
認定されるには人員配置、診療体制、実績、医療機器において、それぞれの基準を満たす必要があります。
たとえば、患者様の緊急時に対応できる人員・設備・連絡手段などがあるかどうか。在宅での歯科治療に移行する可能性も含めて「訪問診療」を行える体制があるかどうか。歯科医療機器等について、専用機器を用いて滅菌処理をしたり、一回ごとに交換したりといった感染症対策を実施しているかなどがチェックされます。
これら厳しい基準が設けられていることから、全国の歯科医院の中でも、かかりつけ歯科医機能強化型診療所(か強診)に認定されるのは2割弱となっています。
かかりつけ歯科医機能強化型診療所(か強診)のメリット
「か強診」のメリットは、保険適用で毎月歯周病や虫歯予防のメンテナンスを受けられることです。症状が重くなってからではなく、口腔内を良い状態に保つために、検査・歯石除去・歯面清掃などが1ヶ月ごとに受けられます。またフッ素塗布に関しても同様です。
初期状態の虫歯は丁寧なブラッシングと定期的なフッ素塗布を行えば、削らずに済む可能性が高まります。保険でフッ素塗布を行う場合は、次の治療まで3カ月以上期間を空ける必要がありますが、「か強診」なら予防のために毎月の塗布が可能です。
※当認定により、これまでよりも診療負担額が高くなる場合がございます。ご了承ください。